一級建築士事務所 イン・エクスデザイン
A案 周辺環境に対し大きなとんがり帽子を持つ一見平屋建てのようなボリュームを持つ案。 2階は屋根のボリュームの中に収められていて周辺の住宅と同じ勾配ながら 大屋根が構成されていてキャッチーなフォルムが意識されています。 また道路から+1.0m上った地盤に建ち、周辺の板塀や植栽のコントロールにより プライバシーが確保されています。
B案 よりプライバシーの高い案。 2方道路面のL型R壁が周辺環境との盾の様な役割を持たせています。 その奥部には2層のボリュームを持つとんがり屋根が顔をのぞかせています。 南庭と北庭へは連続的に繋がっているため空間的にも空気の流れとしても、 また風景の連続としても大らかに繋ぎとめられています。 閉じることと開くことを同時に感じる様な空間が意図されています。
高度経済成長期に造成販売された閑静な住宅街の中での計画です。 敷地の北前にはバス停のロータリーがあり住宅街の中では開けた環境に対してプライバシーと開放性の検討を要する計画となりました。 また昭和の街並みの中、周辺では建替する住宅も散見される状況に馴染むことと新しいこととして形態や素材の検討が大切と感じます。
木造2階建
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